172: 名無しさん@HOME 2014/11/20(木) 17:30:47.04 O
うちの義実家は借金なしだが資産もなし。

ウトメは自営で瞬間的に羽振りが良かった時代があったけど
義弟が就職した後に一気に失速して廃業した。
そのあとトメだけになりうちが引き取り同居してたが、つい先日なくなった。

夫は義実家の長い貧乏期に育って、高校大学と親に頼らずバイトと奨学金で乗り越えてきた。
年の離れた義弟は、義実家の徒花のような繁栄に重なったせいで
塾と家庭教と補欠入学金でずっと私立に通ってた。
生まれた時期のせいで家庭の経済状態が違うのは仕方ないし
それについて夫は特に思うところは無いそうだ。
トメは「長男はしっかり者、次男は優しい子だからいつまでも心配」
と言ってたが、愛玩要員とその他みたいな扱いだと思う。
トメを引き取るとき

「家賃や食費の足しにして下さい」
ともう着れなくなった着物やアクセサリーをもらった。
それを知った義弟嫁からは
「女系(うちは男の子しかいないが義弟子は女の子)に渡すべき」とネチネチ言われてた。
トメが亡くなったあとも
「トメさんから良いお品を受けついで幸せですよ、羨ましいわ」
とお世辞と嫌味混じりで何度も言う。かなり欲しいらしい。
生地ペラペラ柄お下品(昔の花柳界のお姐さん好み)仕立て適当な和服と
ジャンクに毛を生やした子供騙しアクセサリー各種、トメの顔を立てる為だけに受けとったけど
果てしなくいらない。
形見分けはやっぱり女系に行くべきですよね、お持ちになりますか?と聞いたら
「気が変わっても遅いですからねー」とトメの宝石箱ごとマッハで持って帰った。
それほとんどロジウムメッキです、と言う暇もなかった。

着物は残念だけど義弟嫁の身幅に合わなかったが
半襟と帯(実家の祖父が緋牡丹シリーズと評した粋なやつ多数)は気にいってもらえた。
義弟子の七五三に「母子でお着物きるわ」だそうで、トメも草葉のかげで喜んでると思う。
アゲアゲ七五三ステキー
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