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373: 1です ◆kCcE52j.jc @\(^o^)/ 2017/01/14(土) 04:27:34.42 ID:uxXsQBgU.net
では 【第2位】匿名の彼女の巻

バイトも2年目に入った頃だった。
前からちょこちょこ利用してくれている。
白髪交じりの40~50代ぐらいの小柄なおじさんがいた。
いつもひょこひょこ歩いており、ぼそぼそっとした声で喋る
気の弱そうで冴えないおじさんだった。

ある日、このおじさんが急に女を連れて二人でやってきた。
まず驚いたのが女の見た目である。おそらく20代後半から30代前半ぐらい
金髪の髪に少し焼いているのか黒い肌、ノースリーブのニットにショーパンという
派手な格好だったのである。
少し若作りしている感はあるが、あびる優感のただよう女であった。
一応この女の名前は、るなとしておきます。

正直、どうした?と感じた。
このおじさんと目の前の派手な女が接点を持つ理由が想像できなかった。
同伴かなにかかと思ったが、同伴でこんな所にくるだろうか?

と思っていると

「ねぇハカセ!るな、おなか減ったんだけどー!
ってか映画みたい!! いつまでいんのー? もう飽きたー! どっかいこー!」

ちょっと理解した気がする。アホの子だったのだ。
あとコンプレッサー内蔵されていない系の子なのかとにかくうるさい。

ハカセと言われたおじさんは
「わかったから、ちょっと待ってね・・・・」と言いながら
ペアシートを指定し二人分の料金を支払った。

するとるなちゃんがドリンクサーバーの前で騒いでいた。

「えーーーー!これ全部飲めんのーーーー!!
マジやばーーーい るなこれとこれ飲みたいからハカセ持ってきてー
ってかどこどこ? るなどこ行けばいい? ってかジュースジュース!」

正直、そこまで若くはないと思うんだが
落ち着きない奴だなとこの時は思った。
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