490: 恋人は名無しさん 2010/07/22(木) 20:52:51 ID:KQBEkGe6O

あ、かけた! 
グダグタ修羅場投下。 

私子 大学生当時18~19。 
彼男 大学生、私子の彼氏、同じ学科学年同じ年。 
名無し子 彼男の浮気相手。 


私子と彼男が大学1年のときの約1年の交際期間の話。学科内公認カップルだったけど今思えば付き合ってなかったのかな…とも思うのですが。 

付き合って間もなく彼男は焼鳥屋のバイトを辞め、生活費を私にたかるようになっていった。

491: 恋人は名無しさん 2010/07/22(木) 20:56:34 ID:KQBEkGe6O

私子にとっては初彼氏だったため、情けない男でもそれで彼男を見捨てることはできず、自分のバイト代で彼にご飯を食べさせたり、バイト情報誌を見せてやる気が出るように声をかけたりしていた。 
そして夏休みが始まる少し前、とうとう彼男がやる気をだし、 
「私子ちゃん、俺、やっとバイトする気になったよ!とりあえず夏休みだし、俺、ホストになる!」 
と宣言された。

493: 恋人は名無しさん 2010/07/22(木) 20:59:20 ID:KQBEkGe6O

当時は城咲〇や、より〇もが連日連夜テレビを賑わしていたときで、彼男はそれに影響されたのだと思う。 
そしてバカな私子は、ホスト業界のことをろくに知らず、怠け者でいるよりもホストでもなんでも働かないよりはマシだと思い浮気や酷いことはしないと約束してそれを承諾してしまった。 

それから彼男はどんどんどうしょうもなくなっていき、働いているはずなのにお金もなく、より一層私子にたかるようになっていった。 
更にDVや虚言癖も合わさり私子は心労等によりどんどん痩せて周囲を心配させていた。

494: 恋人は名無しさん 2010/07/22(木) 21:05:03 ID:KQBEkGe6O
しかしどうしようもなくバカな私子は彼男と別れることもなくしょぼしょぼと付き合い続けていた。 
機嫌の良い彼男はすごく楽しかったし彼男がとても好きだった。別れた方がいいのが分かっていたが好き故に別れられなかった。いわゆるサゲマンだったのである。 

しかしある日彼男の浮気が発覚する。

496: 恋人は名無しさん 2010/07/22(木) 21:07:37 ID:KQBEkGe6O

ある日、大学の帰り道に彼男の家に寄ってみると、中から女の声がする。 
ピンポンを押そうか迷ったが(合鍵は持っていなかった)ドアを開く前に女を隠されるかもしれないため、ドアの外で2時間くらいジッと待った。 
そうしているうちに帰る名無し子とそれを送ろうとする彼男が出てきた。固まる彼男と不思議そうな名無し子。 
外で待ってる間いろいろなことを考えて落ち着いていたはずだったのだが二人を見た瞬間私子はもう声も出せずただただ泣いた。

497: 恋人は名無しさん 2010/07/22(木) 21:18:31 ID:KQBEkGe6O

彼男「なななななにしてんの?」 
名無し子「誰?何?」 
彼男「(私子のこと)客!!」 
名無し子「なんで家知ってんの?まさか彼女じゃないよね?いないって言ったじゃん」 
彼男「ホギャホギャ」 
名無し子「ホギャホギャ!」 
そして名無し子、私子と彼男をバシバシと叩く。 
彼男「ホギャホギャ」 
名無し子「ホギャホギャ」 
大騒ぎの二人。 
そうこうしているうちに彼男が私子を家に入れ、名無し子だけ外に閉めだす形になった。外で喚くが途中で諦めて帰る名無し子。彼女とはこれっきりだった。

500: 恋人は名無しさん 2010/07/22(木) 21:24:17 ID:KQBEkGe6O

彼男「いやー、今の客。お前のせいで一人切れちゃったよ。」 
私子「ほんとに?こんな所までわざわざ呼んだの?」 
(彼男の家と店舗のある繁華街は電車で2時間くらい) 
彼男「…えっ、あ、うん。ゴニョゴニョ。」 
私子「私家の外にずっといたんだ」 
彼男「…………んっ?」 
私子「全部声聞こえてたよ。お客さんとでももう無理。」 
彼男「ぁああっごめん、客じゃない!本当は友達で…相談乗ってたらついそういう雰囲気になって。向こうから誘ってきたし!ホギャホギャ」 
それまですごく好きだったのだけど、浮気が決定的になった瞬間、もうほんとにダメなんだと悟った私子。遅い。

502: 恋人は名無しさん 2010/07/22(木) 21:26:37 ID:KQBEkGe6O

私子「今までもいろいろあったけどもうほんとに無理だと思う。好きだけじゃやっていけないんだって分かったよ」 
彼男「もうしない!もうしない!間違いだ!」 
私子「それ以外にも限界。お互いもう無理だと思う」 
このあたりから彼男がおかしくなりだし完全に何を言っているか分からなくなった。 
ここからが修羅場。

506: 恋人は名無しさん 2010/07/22(木) 21:45:03 ID:KQBEkGe6O

別れ話に怒り狂った彼男は大声で 
「なんっでぇぇうごぁーーあ゛ーー!おごっごごーあがっ」 
という感じで叫びながら私子をボコボコに殴り蹴り(私子は既に殴られ慣れていたので正直あぁまたか、という程度。)、部屋で暴れだした。 

しかしいつもとは違い、殴るだけでなく髪をわしずかみにして私子を引き攣りまわす。いつもは叫ばない私子もあまりの痛さに絶叫。 
更に梱包に使うような紐で縛られて(上半身はハダカ)水の溜まったバスタブに体ごと突っ込まれ、バスタブのふちに髪を掴んだままオデコを何回も打ち付けられた。

512: 恋人は名無しさん 2010/07/22(木) 21:55:57 ID:KQBEkGe6O

水責めもあり意識が朦朧とするなか聞こえてきたのは 
「私子ちゃん、これからも一緒だよ。俺達は離れられないよ」という彼男の言葉。 
頭を打ちつけられながら、ぼんやり死ぬんだなぁと思っていた所、アパートの前にサイレンの音が留まった。 
ビクッとした彼男は私子の紐を外そうとするもうまくはずせない。 
そうこうしているうちにピンポンの連打。警察が鍵を開けるその瞬間、彼男はへたりと座りこみ、そのまま、もらした。

515: 恋人は名無しさん 2010/07/22(木) 22:03:07 ID:KQBEkGe6O

この後、私子は救急車に、彼男はパトカーにそれぞれ乗せられ、私子は日頃の鍛練(?)のせいか軽傷で済んだためそのまま病院で事情調書を受けた。 

訴えるか尋ねられたが、当時19歳だったお互いのことも考え、また彼男の父親に大層謝られたこともあり、接近禁止令みたいのだけで済ませた。(と言っても同じ学科だったのでどうしても近付くことになってしまう) 
彼男は父親に連れられ実家に戻り、しばらく療養することに。 
このすぐ後に私子は携帯を変え、周囲にも彼男には私子の連絡先を教えないように言った。

518: 恋人は名無しさん 2010/07/22(木) 22:08:13 ID:KQBEkGe6O

その後大学に復帰した彼男はまた私子に纏わり付こうとしたが、私子が完全に無視をきめこむもので、私子実家に深夜電話をかけたり女子トイレまで付いてきて外でずっと待っているプチストーカーと化した。 
私子は数ヶ月は女子トイレの窓から帰る生活が続いたが彼男に彼女ができ、友達を通して 
「大学で彼女ができたので俺を見かけても変なことを言ったりしないでそっとしておいて」 
という旨のメールが来てとりあえず落ち着いた。

522: 恋人は名無しさん 2010/07/22(木) 22:16:01 ID:KQBEkGe6O

その後も彼女と別れたりなにか辛いことがあるたび私子に纏わり付こうとする彼男だったが、それも徐々に減り事件の1年後くらいにはほぼ縁が切れた。 
名無し子のことの前にも浮気関係で怪しいことがあったし、すごくモテる人だったので浮気とか他にもいっぱいあったんだろうなぁと今なら当たり前のように思えるんだけど、当時はなぜか信じていた。 
色々あって周囲は私子の男性に対するトラウマとか心配してくれたけど、当の本人はそんなこともなく、その後にまともな新彼氏ができ今でもうまくいっています。 

長くなりましたが、そのまともな彼と婚約したので厄落としの投下でした。 
お付き合いありがとうごさいました。

523: 恋人は名無しさん 2010/07/22(木) 22:17:55 ID:YYJoVZUl0
乙でした。 
今幸せなんだね、よかった。


引用元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/ex/1278554010/

1000: 名無しさん@HOME
mixiチェック

こんな記事も読まれています


コメント

コメントする

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット